私たち男性の精子は、日々新しく作られています。
作られたけれど使われず、鮮度が落ちてしまった精子は、3~5日くらいで溶け、消えてしまう仕組みになっています。
人工授精などの不妊治療では、精子の濃度を高めるために禁欲することもあります。もちろん、禁欲すれば精液中の濃度は上がります。
でもそれは、鮮度の下がった精子が増えることでもあり、運動能力や遺伝子異常の割合を考えると、自然妊娠を目指す場合は禁欲をしない方が良いということがあきらかになってきています。
排卵日前のセックスの回数を増やすことで、出てきた卵子を待ちかまえている「新鮮な精子の数」を増やす方が妊娠につながりやすいようです。
また妊娠のために必要なのは、「女性の膣内で射精できるか」ということだけです。
疲労やストレスなどから性欲がわかなくなったり、セックスしても射精に行きつけないED気味の人が増えているのです。まずは疲労ケアやストレスケアなど、基本の健康管理をしつかりしておくことが大切です。